2009-01-01から1年間の記事一覧

ついった寄せ

・生活感。置かれた環境を客観視、対象化して自らの世界を再構築すること ・生活感。補填的 ・巨大ロボの全体像とエンジン、駆動方法 ・イメージ←(環境要因)→性格傾向という単対応は×? ・価値観…神などの単一の存在定立条件…やまだようこの他界観研究など…で…

テーマ絞る(イメージ)

「〜という光」。テーマを特定、絞るための方法。まさに光という至るところに溢れているものに対し、かかる視点からその性質の理解を試みる際の旗揚げを行うこと。少なくとも、専門分野に資するには何が必要かを明記せねばならない。「光」から何が分かるの…

つながる

振り返れば、92になる祖母は日々感謝、感謝を口にしているという。よくありがちな老人の感謝はいったい何を言っているのか分からず、ついに帰る日に至る。また次の日にはいつもの場所に戻って、やるべきことがアホのように残っている…と考えるだけで、気が滅…

漂う

あまりにひどい環境に居過ぎるからか、それとも忙しさの余韻が抜けないのか、実際に頭の回りが以前以上に悪くなっている。千切れていきそうだ。。。気分は最悪だ。最低限度の環境で睡眠をとり、何とか一日を繰ってはいるがそれが望んだ効果をもたらすとは考…

「夜戦と永遠」引用

取りあえずやっと第一部のラカンを読んだ。凄く面白い部分もあり、付箋を貼ったりもしたが、それからしばらく時間が経ったのと、借り物なので書き込みができないのとで、なぜチェックしたのか今は分からない所ばかり。取りあえずいったん返却。付箋の部分を…

こんな夢を見た

当時私は太っていた。三十も半ばにさしかかり、私の腹は脂肪を醜くも蓄えて膨らみ、垂れ下がってゆく。臍から下に続く一筋の小道と、その筋から点々と生えた黒い毛は、まさにこの私の躰のおぞましさを弥増している。 私は、一人の女に出会った。40を過ぎてい…

論理の筋道、堆積した経験と経験の隙間に現れるもの。対象を単一に取り上げ、その特徴をのみ言及することはできない。いかなる文脈から現れたのか、それが最も重要な話題である。個別的だ、一般性がないと言うか。それをなぞるように現れる物事を傍証として…

光/闇の不均等さ

迷いを闇とし、悟りを光とする。これは、闇が環境・状態であるのに対し、光は瞬間の現れであるという点で不均等なもの。しかし光を、闇を打ち破るもの、というだけでは理解ができない。2つの相に本当に分けられるものか?闇は光が当たらぬ場所であるなら、光…

対象/媒介としての光

光とはその現れにおいて、大別して2つの仕方を持つ。すなわち、対象としての現れと媒介としての現れである。前者は、相対的な暗さから見出される光の現れであり、後者は普く光のある世界において「ものが見える」ことにおける媒介としての光の現れである。前…

『盲者の記憶』引用

ところで、「見えざるもの」のこの「幻(ヴィジョン)」から出発して、そのすぐ後に、天使は書くことを命ずる。感謝するためには、すなわち恩寵を返済するためには、出来事の記憶を書き込まなくてはならない。(……)語りの記録文書、書き記された物語は感謝し恩…

家を建てる2

見よう見まねで集めたものは、うち捨てられた廃材からいくらでも手に入った。新聞紙に厚紙、厚手の毛布も手に入り、これで床は何とかなりそうだ。さて、さっそく家を建てよう。俺は、空地の片隅に厚紙を敷き、その上に新聞紙と毛布を重ねた。次は柱だ。しか…

家を建てる(not鈴木志保)1

俺は家を建てようとした。風雨の中でもそれなりにやっていけるし、食い物はゴミ箱を漁っていれば何とかなっていた俺がだ。俺はそれで満足していた。しかし、周りの奴らは家が欲しいとぼやいていた。ついに、知り合いの一人がこつこつと貯めたその金で家を建…

捧げもの

ヴヴン。汚物にまとわりつく悪魔の配下の訪れが聞こえる。私は耳を塞ぐ。何ものも私に干渉できぬよう、耳を無益にせしむべく塞ぐ。強く強く掌を押し付けていると、耳の奥から羽音が響く、ヴヴン。背筋に冷たいものが走り、我を失った。耳の奥の渦巻きになっ…

桃の入口

桃李園、紙屑に飛沫を跳ね散らして車は視界を塞いだ。新たな傷をこさえた借り物の乗り主は蒼ざめている。もう少し進めば黒雲が辺りに続くだろう。馥郁とした桃を携えた新妻は、光る携帯を手に取って見た。危うい、半端な誂え物の光は桃を彼女から奪ってしま…

それは「象徴」ではない

象徴とは何か。「何かを代理する、代表するかのような内容の言葉、あるいは記号である。とくに精神分析では無意識との関係で理解されるもので、何らかの心的な内容、心的なエネルギーを代表、あるいは代理するもの、あるいは置き換えられたものを象徴と呼ぶ…

激越、痕跡

*1光という体験に「激越」が同期する。それは現実での自然光ではなく、神経が極度の負荷を受けた状態で幻視する光である。それは全心身を突き抜けるほどのもの、身体を駆け巡るエネルギーの奔騰に身を引き裂かれる体験。“言語を絶する”体験がまさに形をなす…

『斜めから見る』感想

ジジェクに関してよく聞くのが「(ラカンを扱っている割には)意外と分かりやすい」という言葉。本人が言ったかは定かでないが、具体的な事柄を挙げてラカンの理論を紐解いてみせるのだけど、実際のところラカンの理論の核心に迫ってはいないとか何とか。私は…

「有罪者」抜き書き

大事なことを書いているんだろうけど、何せ主語が何かとか、何をもって論をつなげているのか分からなくなることがある。わざわざ引用してすぐに書き換えられる場所でこうやってアホみたいなことをやってみるのもなかなかタメになるんじゃないかと思ったりす…

恍惚と背反

何かを捉えようとする我々の態度は、大きく二つに分けられる。意識において足跡を確かめながらの理性的把捉と根拠なしに存在的様相を一挙に捉える直観的把捉。両アプローチが葛藤し同時に生起するのは、我々が意識的状態で意識的に捉え得ないものに立ち会う…

∞8感想@湿度→濡場

おおいぬ座のシリウスが最も空高く輝く時、ドッグ・デイズと呼ばれる狂気の暑さが襲ってくる。猛暑の中で水分を失った生き物はその別を問わず泡を吹いてひっくり返り、痙攣(ひきつけ)を起こす。駐車中の車の中で赤子はヤニ臭い燻製になる。ミミズは枯れ枝に…

光/闇の知覚による罠

とりたてて執拗に人にとっての全的な光の意義を追求する必要はない。充溢とは量的な集積ではなく、あくまで質的な達成でしかない。眠りの内にある者はそこに浸り続けることを愉しみとし、翻って陽光の下にある者は、その明るみを“我”の明るみに置き換え、よ…

布置とか共時性とか

「ぐうぜ〜ん。これって布置だよ、きっと」 俺は冗談が嫌いだ。布置とか共時性とか言うな。人間の力の及ばないもので、簡単には説明できないものを運命のなせるわざで済ませる軽薄さが我慢ならない*1。しかも「偶然起きたことを“他でもないこの私”が目撃した…

光のとらえがたさ

それながらにしてそれではない――例えば、自らの理想を一つの対象に与える一方で、自身のアイデンティティが全く成立しないような状況。光はそういった人々の願望や妄想を一身に受ける。しかしその熱い眼差しの一切を、伸ばされた数々の手を簡単にすり抜けて…

御陵にて

この腐れた扉を叩くのは誰か。崩れ落ちるのを分かっていながら叩いているのだ。跳ぶが如くに跳ね馬の姿が焼きつき、名だたる武将も散ったそばに、あの着ぐるみ女はいた。先のことを何も知らず、その石段の前で跪きよよと泣いておればいいものを、この世は吾…

「ですので」はダメだ。禁止。

何度も気になっていることだが、「ですので」って接続詞みたいにつけんな。そもそも接続詞にそんなものはないんだよ。 この言葉を使うやつは、とくに関西出身に多いような気がする。知人からメールが来た。 「〜することはできません。(改行)ですので、・…

『有罪者』抜き書き

亀裂した、閃光にみたされた深みの底の底へ投げこまれて、叫ばんばかりに愛すること――深淵の底に在るものを知ることは、もはや問題ではないのだ。私はまた燃えたったまま書いている。もっと先へ行こうなどとはするまい。何も付け加えることはない。空の大火…

胸のむかつき、苛立ち、煮ても焼いても捨てても厄介な代物が、どこから現れたかもどこへ行くかも分らずに漂っている。 それをどうしようというわけではないのだ。それを気付いているのかいないのか、私はその感情そのものなのか、このもてあますような奥底に…

言葉の要らない、しかし言葉では捉えようのないもの。胸のむかつき、苛立ち、言葉にしようのないものはまたどこからきたのかも、どこへ行くのかも分らずそこにあることさえも告げずに「ある」。言述はおろか、知覚も認識さえもかなわないもの。それは己自身…

深海魚や『ディセント』について

言うまでもなく、光は我々の世界に満ちあふれている。少なくとも1日の半分、太陽の恵みたる光を糧として我々は生かされている。もちろんそこには我々が光を糧として受け入れるという進化的過程があったことを忘れてはならない。もし光の少ない場所において生…

メザスヒカリノサキニ…

光の先にあるもの、それは人々の妄想でしかない。そこに「ある」と思っているものなど、人々の願望の照射でしかない。なぜなら、光そのものに実体はなく、よしんば先に向かうことがあろうとも、そこには実在物はありえない。あるとしても、それは単なる光源…