2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「考え」

考え――とここでは名づけるもの――が数限りなくあふれてくる。夢の中、「なぜ私ではなかったのか」という言葉を残して目覚め、何か大事なことを考えていたかのような思いを抱くこともある。本当に大事だったのかなんて、目覚めてしまった今では分からない。た…

母胎回帰

…「母胎回帰ストーリー」は,被告人は母子一体の世界を希求する気持ちが大きかったところ,被害児を抱く被害者の中に母親類似の愛着的心情を投影し,甘えを受け入れて欲しいという感情から抱き付いたのが犯行の発端であり,被害者を殺害後に姦淫したのも自分…

世界理解と、思考すること

行き交う人々。私とは別の形で、存在している人。その数々。『娚の一生』で海江田は言う。 あるとき学校近くの画廊で先生の染色の作品展がありました/…ぼくは哲学をやりはじめのころで/人間のことや世の中のことは頭で考えたらなんでもわかると思うてました/…

震えるほどに

また、体が震える程の嫌悪感。向く先は私自身で、そして私の目に映る人の姿。なぜ、こうも私は潤滑な応対を行うことができないのか。要求を突きつける相手は、私が全て当人の納得のゆく形で対応してくれると思っている。それが務めというものなのだろう。私…

原作厨やタルムードについて

古拙な文章を生き生きとしたものにするために、タルムードの方法があると内田樹は論じる。 そのままでは冷え固まった古臭いもの。それこそ、原理主義者の好むところなのかもしれない。金科玉条のようにオリジナルを尊ぶその態度、実は様々な場所で見られる現…

発達障害的素因とは

考えていたことがあるんですよね。最近言われてかなりのインパクトというかショックな一言が「発達障害的素因がある」なんですけど、じゃあ自分が今まで見て来た世界、捉えてきた方法って他の人とは違うものだったのかっていう、なんていうか世界が自分を取…

雑記

ちようど一年前に書き散らしたもの。メール送信済みに入れて忘れていた。2011/2/11 試着、到着、死着 スーパーパイズリ 困ったことに、当の問題や問題群の解決は一向に解決される気配を見せない。これは、当事者や関係者が解決の糸口を見出していないことが…

想起

印象に残ったものは、ことさら言葉にせずとも覚えている、と思っている。しかし、それは甘い。出来事は繰り返し思いだされ、そのたびに折々の「私」によって形を変えて捉えられる。思い出される、想起することとは、切り取られる部分によって異なり、思い出…