2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

食べること。と、理解すること。

かつて、“ラカンの書物に書き込みを行って呻吟し続けていたら、あるとき、書かれていることがみるみる理解できた。そのとき、沢山の書き込みを片端から消していった”というエピソードを聞いて今でも忘れずにいるのだが、抽象性をその硬さのまま呑み下すこと…

神話・妄言・仮説

(何事かを説明するにあたって)特に人文学の研究領域では「原理」は類例や反証と共に少しずつ書き換えられてゆくことのほうが大いにあるのではないか。 フロイトの原父殺害にしても、アウグスティヌスの兄弟嫉妬にしても――もちろん、まったく同列に置いてい…

書き散らし

・見者として俯瞰的にこれを捉えることができるならば。「できたならば」ではなく。 ・自らの肉体を削り落とすだけでは足りない。 ・周りの風に吹かれて、たとえば臆病風のような。自らのぶよぶよした欲望に何が入っているのかも分からず、もはや古びて内容…