2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ

・欠落した者が書くという行為。それ自体で理解できるものではない。欠落者のなす物が欠落というわけではありえず、それ自体が完成されたものであるということ。欠落さえも完全性の要件であること。 ・また、それを書くことは仮想であり、仮想に仮想をつぐこ…

脇見と彼岸

傍から眺める、という所業。人の会話に傍耳立てて、あるいは自らの願望を隠しながらその道の者の活躍を眺める。いずれも、自らが当事者ではありえない。「なぜお前もそこに行かない?」行けないのだ、いや、行こうとしていないのだ。怠慢とも罵られよう。臆…

無理解の門

ようやく1つの節目がやってこようとしている。これを境に私の物のものの見方は変わってゆき、当時のことが分からなくなってしまう。事実関係が分からなくなるのではなく、そのときのニュアンスに近いものが失われてしまうのだ。それは僥倖でもある。塗炭の…