2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

車谷氏のお悩み相談について

車谷長吉は「悩みのるつぼ」という、投稿者の相談事に答えるというコラムを記していたようだ。 彼の口調に惚れ込んだ人は絶賛し続けるが、一方で、次第に「読む価値もない。同じことばかり書いている」と見放してゆく人もいるようだ。いかようなものか、私は…

「群盲象を撫でる」とholism

自然科学における分析的手法への批判は数知れず存在する。対象の特性を個々に挙げて、その集積が対象全体になるわけではない――という批判は、ゲシュタルト心理学でもその文脈に乗っていたかと思う。この例えに似て「群盲象を撫でる」という語がある。Wikiped…

馴れ合い

いかなる問題も難問である――これは私自身へ向けるべき言葉である。自分の能力を過信し、容易にできないことさえにも横柄な態度を取る、私自身へ。自らの領土が常に拡がっているという愚かな思い込みは、この世界への馴れ合いに通じ、感情的な態度が許される…

exposure,critics

批評。外からの目。自らが何かを発することに対する社会的反応を抜きにしておけないという感覚。自意識過剰とも言う。 とくに不特定多数からの視点を想定せざるを得ない環境で言葉を発するとき、それは独り言にはなりえない。言葉のカタチは聞きとられる。意…

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テーマを絞る…言葉、、、形にならぬもの。。。不確かなもの。 だから何だと言うのか。体系立ててことを理解する有用さ。輻輳させて響く音。ワンテーマ、そして自分から突き放して現れる複数の姿。これを三人称の効能と呼ぶか。自らとは何か、、、語り得ぬも…

映画感想2本

昨日と併せて映画4本。忘れぬうちに、思ったことを簡単に書きとめておく。 『ダークナイト ライジング』 原題はDarkknight Risesなのに、なぜライジングなのか。あれか、レクター博士のシリーズで『ハンニバル ライジング』と合わせたというわけだな。あの原…