2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ムカデ人間

どうやら、ここに観たい映画をメモしておくとそれだけで満足してしまって、気が付いた時には上映終了とかまじありえん。アホか。 今回は知人に誘われた作品をひとつ。 『ムカデ人間』。 トム・シックス監督。“オランダの鬼才”とある。そういえば『人喰族』も…

2011-04-27

何かが足りない。何かが。この世の形あるもの全てをかき集めたところで、私は満足することはできないだろう。何かに満足すること、それはいったい何なのかも分からない。何かを得れば、何かを欲する。それは、飽くことのない人間の習性・営為なのだろう、と…

観ないと損する

今そしてこれから観ないと損するんじゃないか映画。 『まほろ駅前多田便利軒』。大森立嗣監督。『ゲルマニウムの夜』も『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』も好きだよ。 『ザ・ファイター』。クリスチャン・ベイルは『アメリカン・サイコ』から愛してるよ。…

溶融、繋累

朝からたっぷりと時間があったのをいいことに、集中していたのだ。感覚を、意識に上そうとしていた。それは、言葉にならない感覚を言葉にする作業でもある。あるいは敷居を取り払うことでもある。かつて私は直観した。「すべてつながっている」と。それを十…

日記その昔

かつてまともにタイピングもできない頃、私はワードファイルに日記を記していた。青臭さが足りない知識を意固地になって厳選し、何処にも行けない昏さしかない言葉を書き続けていた。あれはどこかに行ってしまったが、それでよかったのだ。読むだけで酷い気…

寿命、死期

精神的影響を受けた人が亡くなる――ということが、得てして、その人よりも年若い者に「寿命」「死期」を意識させる。特に同性の者に向けられることが多いのだろうか。肉親でも、これは当てはまることだろう。28歳を迎え、カート・コバーンよりも長く生きた、…

Om Shanti Om

PVのメモ。 かつてインド旅行中、クソ騙された挙句ホテルに缶詰され、憔悴しきってテレビを見ていたところ、ヒット曲を中心に放映しているチャンネルがあった。インド人主演でヒップホップに大勢のダンスに、と日本で見聞きしたイメージと変わらない映像が延…

「開く」こと、「開かれる」こと。能動と受動/自発の違いだけでない、感覚的・質的な違い。その決定的な異なり。向かうこと、入ってくることとも似るか。ものを知覚すること、知覚させられること。 また、第三者の視点でも、観察自我でもない、名のないもの…

車中にて

新幹線にて南下中、ひどい疲れで書きだした日記?があった。転記。 実に、実に多くの言葉が在り、私はそれを、それらを呻き続けて今、何ものかであろうとしているのだろうか。 私をこの世の者ならしめる者達を私は好まない。彼らは生き、自らを意味づけよう…

目を閉じ、耳を塞ぎ、口を噤み、鼻を抓んでいれば、何も入ってくるまい。外界からやってくる、取りいれたくないものを拒絶する者たちの多いこと。私も多分に漏れるまい。感覚を開け。自分の見ていると思っているのは単なる虚妄だ。知りもしないことを知って…

言い訳、と混濁

言い訳がましいこと。だれが言っていたのだろうか、若い者はとかく自尊心や誇大的なところを嫌って削り落そうとする。そうではなく、それも含めて自分自身であり、それを含めて表現としなければならない…。ああ、思い出した。吉田聡が連載している『七月の骨…