2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

窒息、高所、剽窃。

私が、いままでに何を「置き去り」にしてきたか。 このことは良く考えられねばならないだろう。 つまり、あるレベルでの分析のためには一つ上のレベルが必要だし、またその上のレベルについても分析が必要だと考えることでとり得る責任というのは、そこで設…

引責、悪意、愚かさ。

自らの不明という非を衝き、その非への責任を私が負うべきでありながら、全くこれを為すことができていないと言い募り、なじり、責め立てるような行為――つまり、難癖、言いがかり、いちゃもん、濡れ衣というやつ――は、逃げ場がないほどに追い込まれるもので…

で、どっちなの。

話を始めるにあたって、前フリというか宣言するのは礼儀に適っているともいえるのだが、それとは別の話として、自らの主義をわざわざご大層に準備しておく必要はあまりない、とおもう。 「私ってばこんな人だから」、これはもう死語か。「わたくし別に知性的…

衰微への恐れ

驚きべきことに、自らに安らう場所があることを身に染みて感じた時、いや、自らがここに永く住まうことになるのだと分かった時、私は好みが徐々に衰微していくことを前にも増して強く感じるようになったのだった。加齢のせいだろうか。身体的な不調によるの…

「理解」への努力

たとえば、難解とも平易とも見える文章を理解できたといえるのかは分からない。言葉は言葉として何かを示しているのだろうけれど、おそらく何も示してはいない。そこでかろうじて意図を汲み取る努力で流れに食いついていこうとするのだけど、そこでもまた、…

「問い」とは。

時間とは、他者とは。これに応えるのがレヴィナスであった。私には未だ、他者はともかく時間への関心が不明瞭である。そこに切迫性を見出してもいない。しかし、恐らく別様で凡庸な仕方で、時間を捉えているのだろうとは考える。「もう時間がないんだ。ここ…