2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

たとえ、どれほど言ったとしても時間は過ぎてゆく。読まれぬものは大いにあるし、聞かれぬこともおびただしい。

止息

方法論の一つとして「止息」がある。伝統的な理解は置いておき、まず体験を記述していこう。朝が肝心だとはこれまでに何度か言ってきた。生活における最も基本的な時間単位は一日だろう。どのような反論があってもいい。まずもって、何事かを始める際に注意…

視覚を鎖す

視覚について、一日を振り返る。視覚を鎖して行動する際、朝まだき時には夢が混入しやすくなる。このとき注意せねばならないのは、視覚が使えないからといって他の身体感覚に行動の決定権を委ねてはならないということだ。身体の動きとはそもそも粗雑なもの…

瞑目

音に続き、視覚について。 瞑目は内省の際に有用であると思われ、朝まだき間に行うのだが、朝以外では心を鎮め、自身の体の動きを視覚ではない感覚に基づいて行わしめる。行為自体が視覚に依存したままならば、逆に不安が生じる。見ることのできない世界に恐…

予定本

分からん本だろうと目測付けてメモしておこう。 グルジェフ、埴谷雄高

大音量で聴く

久しく大音量で音楽を聴いていなかった。相変わらずFatboy SlimのDance Bitchだが、最大音量で聴くことがこんなにも精神状態を異なったものにするのだ、と驚いた。 まず、細やかで正確な、そして意識的な思考や行動ができなくなる。大きな音、しばらく聴かな…

こんなことしていたってしょうがない。やっていることになんて意味がない。自分のことを振り返るのだって、日々を繰り返して生きているのだって、「なぜ」「どうして」という疑問が表に裏につきまとっている。息をすることだって、やらなければいけないこと…

先日の「周囲の優秀な人」について、思い出すことがいくつかあった。 少ない例から益体もない見せかけの一般性を帰納するようなさまだが、どうも、勝気で、努力家で、理系分野にいた者は人生観ともいえるようなスケールで自分の価値観を確固たるものにせんと…

迷い

およそ理解しえないものに対する手段として、言葉がある。 そのように断言するしかない、と思うことがあるのは、単なる逃避だと言ってよいのだろうか。そうだ、周囲の優秀な若人たちのように、言葉を発することよりも優先して計画的な展望と達成のための努力…