2009-07-23から1日間の記事一覧

論理の筋道、堆積した経験と経験の隙間に現れるもの。対象を単一に取り上げ、その特徴をのみ言及することはできない。いかなる文脈から現れたのか、それが最も重要な話題である。個別的だ、一般性がないと言うか。それをなぞるように現れる物事を傍証として…

光/闇の不均等さ

迷いを闇とし、悟りを光とする。これは、闇が環境・状態であるのに対し、光は瞬間の現れであるという点で不均等なもの。しかし光を、闇を打ち破るもの、というだけでは理解ができない。2つの相に本当に分けられるものか?闇は光が当たらぬ場所であるなら、光…

対象/媒介としての光

光とはその現れにおいて、大別して2つの仕方を持つ。すなわち、対象としての現れと媒介としての現れである。前者は、相対的な暗さから見出される光の現れであり、後者は普く光のある世界において「ものが見える」ことにおける媒介としての光の現れである。前…