2008-01-01から1年間の記事一覧

forever-love(笑)

いやはや、なんともしゃっぱりさっきりしたいもの。面妖な潔癖症がたまにちらりちらりと顔を見せ、実際にそう「する」というより、人にそうであることを「見せる」ための、パフォーマンスとして表に出すことがある。そういうのは、基本的なスタンスとして忌…

脳の鍋、ねば

追い詰められた状態、季節柄この異常な暑さ、知人に忌憚のない意見を言わせたとき、久しく籠った先に喰ろうて頭の中にウジがわき出す。気にしなかったら負けである。脇の下にムカデを喰いつかせて放っておいているのと同じである。なぜ痛いのか考えるべし。…

混とこ沌

「表層にしか目を向けず、内奥に関心を持たない者は嫌いだ」 「つまりね、この“か”には複数の意味を持たせているんですよ。『○○化』のように特定概念の現象化、疑問の助詞としての機能、また現代仮名遣いにおける2行1段もしくは6番目の音韻的可能性・・・」 …

父の声・幼少期・そして草葉の蔭

今週のお題「父との思い出」 必然的に社会から放逐された。私は、大暑に揺れる草むらから父の声が聞こえるように感じた。温かく、甘く、しかし太い男の声は私の名を呼び、優しく包んで呉れるかのような、幼児期の記憶を呼び起こす。怒りの人であった母親に対…

供物、神の腹

イェルゲレクの長たる我執が妨げになっている。息子たちはそれをすでに知っている。長としての特権はもはやなく、文化面でも衰退した結果の麗しき反映と見るのが適当だ。本来ジグリットは自ら投げ出して古き都市に捧げる子羊を剥がねばならなかったのだ。長…

胸が腐る日には

世の中に出ることを恐れる人間の、成れの果てとして在る者。救い難いとはこのことであり、実際その底に流れるのはもっと根本の性が捩じくれ曲がった者の賢しさで、それによって腐り果てた今の姿が私にはなんとも言えず呪詛以上に己に響いてくるのである。生…

3000hit

3000hitを自分で踏んだ。まんさい。しねばいい。ばいばい。

石つみ歌

gadzunt.som-onn,da.kirmaji le iasog. 不透明なまま。開明であるかどうか、二元の云々を論じるにこだわるのはいくないと思う。放っておくことはできないのか。 「せんせー、虫を観察するような目ーしたはる」 夏のうだるような教室で、機嫌の悪い生徒をなだ…

般若心経。

別に修行者でも何でもないが、少しは知っておいた方がよかろうかい。老獪、快晴、晴天、天蓋、蓋然、全滅、滅法、崩落、落丁、調子、資料、猟奇、汽笛、敵意、囲繞、上毛、朦朧、狼狽、媒介、怪物、物欲、翌朝、跳梁、燎原、原罪、罪業、劫火、寡言、衒学、…

 必然性のなさ、当然ではないこと

今まで気付かなかった劣等感を突きつけられるとき、足場を失って、まさに度を失って、世界がズルリと皮を剥き、見たこともない異様な世界を映し出す。きっかけは本当に些細なことで十分なのだ。「気付かなかった」ことに「気づく」とき、それは喜びでもあっ…

缶詰の人

いばらの園をねー、歩いとったんですよ。そしたらね、いきなり目の前で誰かが寝っ転がっとりましてね、ええ、私ゃびっくりしましたよ。だいいちこんなところに私みたいな奇特者以外誰もこんだろうと思ってましたからね。その寝っ転がってる奴ってのが、どう…

付喪神の脹脛(ふくらはぎ)

探し物を求めているとコトリ、と音を立て、私が振り返ると、何かが足を生やして逃げて行った。鼠でもなし、人のように立て足であった。五寸ほどの小さき人。これが世に言う付喪神だろうか。細く筋張った脚に、針金のような脛毛がごわごわと生えていた。それ…

コメント欄、乱舞のこと

先の恥がましい内容も捨てずに据え置く。別にどうでもいいのだが、内田樹氏のブログのコメント欄で行われている丁丁発止(笑)のやり取りは私をとても感じ入らせる。繰り返し自問した先の、公倍数を得るために彼らは発言しているのではない。自分の考えが妥当…

テスト

自画自賛系。 トンデモ系っぽいけど、なかなか直観的でいい感じのアイデアなんだけどどう思う? 子どもと子ども並みの精神レベルの奴ががよく言う言葉。 おっぱい うんこ ちんちん これは精神分析学派のいう、口唇期、肛門期、性器期の云いである。シンプル…

報道陣の憂鬱

カリアストラの再興運動について*1。かねがね筆者が気になっていた、セグメント・ソラウェイの話し合いが本日行われた。個人的にはメンスタなのだが、意外にもビルセとしての姿勢を強調する美倉亮弍(43)氏の発言は痛快極まりないものであった。彼の発言は…

意味のどぜう

意味がない、ゆえに読むことに努力をする必要がない――なんと素晴らしいアイデアなのだろう? 自分で自分のアイデアにほれぼれする。たいていの人間が書く文章は悪文である。と言うより、まともに読める文章を書く人間がきわめて少ないのである。自分の言葉で…

いちケチシリーーーーズ。その1(最終回)

自分があまりやらないことにいちいちケチをつけてみようシリーズ。 「ブログを見てくれる人を増やすためには、最近の話題を取り上げるといいですよ!!」 うわあ、あさましい。何年前だったか、私もカウント数が伸びないのを自分が無視されているように感じて…

バカの見本市

小耳にはさんだんだが、どうもAは嘘をついているらしい。 Bがそんな下らねえ嘘つくはずがない。だいいちよく考えてみると、Aは最近ヨタもらすことが多かった。前々から軽い奴だと思っていたがありゃあ多いってもんじゃねえ。自分の仕事もしねえし法螺は吹く…

ラスタ・ラスタ

かつて(10年ほど前)ハードなミクスチュアはレイバーかオタクの秘匿財産だと確信していた。いずれにせよ、一般に理解されてもいない音楽の一ジャンルを愉しむ、というそのこと自体がアウトドアにもインドアにも共通した魅力を放っていたように思う。その情熱…

komati

精神的な、というか思弁的なことを話題にするのは限界がある。当然のことながら言葉は具体を伴わなければ想像の幅が狭くなり、そして書く側の想像も限界を見せるようになる。植物に水をやらないようなものか。言葉は枯渇化する。そして同時に魅力を失い始め…

つみのあがない人

「嫌だ・・・っ。嫌だっ・・・」 胸に深く押し込めた感情が喉から絞り出されるように吐き出される。相手から与えられる全てを拒むような、切実な叫び、それがこの年端もいかない少年の精一杯の声。声なき声。 彼にとっては、それはあがないでもあった。自分…

宣言なしくずれ

だみだこりゃ第2弾。そもそもこのブログは知的側面を諧謔心をくすぐるような形式でスマアトに書き連ねるつもりで作成されたのだ。それがどうだ?今では結局以前イェッフーで作ったゲロまみれのタンツボとほとんど大差ないではないか。これではいかん。 ここ…

駄句冗句

だみだこりゃ。百万言費やしても核心にたどり着けない奴の言うことなぞ聞くに値しない。実際、勘のいい人はそうそうに君の前から立ち去っているじゃんか。 以前俺は君に言ったよ。誠実であれって。もしかしてあれ、勘違いしてたの?自分の感興を冗長な言葉で…

反転する自己愛

私が美しくないのなら、これ以上私が命永らえる必要はないだろう。 人の個性としての顔はまた、社会的位置づけの中では価値づけられ、商品化されもする。己の持ち物が価値のないもの、下げるものだと分かったとき、それは奇妙な地位を占めることになる。自分…

痴らしむる者

自分の経験がもとであれ、さもそれが真実であるかのように得々と人に語りたくなどない。そこには浅ましさしかない。己という人物が年を経ることによって賢者になっていると思いこんでいるのである。愚かである。私の周りの年長者にもそのような人間は山ほど…

食欲/寸止め

いつしか、私は自分の欲望を抑えることに不思議な魅力を感じるようになった。本能、中でも食欲はおぞましいほどに飽くことを知らない。その食欲があまり感じられないのだ。もはや4分目くらいで十分にさえ感じられる。食すればその時の満足が残る。しかし、腹…

秋葉原一件から恨み言まで

とあるブログの記事を読んで秋葉原の一件について考えるが、自分にとってどんな場所も安住の場ではなかったことだけが分かる。秀でたところに行き評価されたい、自分より秀でた人よりもさらに秀でたい、というようなことを思って昔は心を砂にしていたのだが…

ケチャップの本当の食べ方

私はケチャップを口開いた。 赤と呼ぶには優しすぎ、オレンジと言うにはまだ赤過ぎる。いわんや朱色をや。かような食えない色ではない。敢えて言えばそれはケチャップの色、すなわちケチャップを独自たらしめている色、cat‐chap soulの色であると言いたい。 …

上司、ピザ、猫

近頃変な夢ばかり見る。去年まであまりに暇な生活をしていたからか、いちいち書類を提出せんならんのが本当にうっとうしい。しかし提出しないと必ずと言っていいほどネチネチとあの美人上司に厭味をこぼされるのだ。ああ、私の前でそんな醜い姿を見せないで…

海亀の産卵、饅頭怖い、割れ窓

――ちょっとお前さん見てごらんなさいよほら、いい月が出ているじゃないですか、十五夜に晴れてよかったですねえ。 ――てめえ俺を亭主呼ばわりすんじゃねえ、俺はおめえのことをかかあだなんて思ったことはねえよ。ったく馴れ馴れしいよ。 ――んもうそんなこと…