駄句冗句

だみだこりゃ。百万言費やしても核心にたどり着けない奴の言うことなぞ聞くに値しない。実際、勘のいい人はそうそうに君の前から立ち去っているじゃんか。
以前俺は君に言ったよ。誠実であれって。もしかしてあれ、勘違いしてたの?自分の感興を冗長な言葉で延々と、つらつらと述べてたのって、それ、君の誠実さの表れなの、マジで言ってんの?
ああ、もう俺は君にアドバイスはしないよ。心優しい人が君の周りでウンウン頭を縦に振ってるのを見て満足してればいい。よく見れば彼らみんな眉が変な形に波打ってるのも気づかなくていいよ。笑みを湛えた唇が疲れとストレスでプルプル震えているのを見なくてもいい。それで君が幸福なら、そんな不幸を知る必要はない。
ただね、言っておくけど君のやっていることは何の生産性もないからね。クソ下らない言葉を延々とつむぐことを自分の有能さと勘違いしたりしている時点でもう終わりだから。真実を語る口はそんなに軽くないよ。あそうだ。その無駄に動く口を縫ってしまえばいい。太針と塩でもんだ麻糸があるから、これで二度と君の口が開かないよう縫い上げてしまえばいい。辛うじて響くうめき声だけで、もう君には十分なくらいだ。おつりが出るよ。
なんかさ、君は限度を知らないというか、度が過ぎるよ。君が息しているだけでも社会の害になるから、そろそろ息をするのもやめてみない?