受肉

理屈よりも体感が先立つのであれば、創世記に描かれる人間の誕生もまたドグマティックなのだろう。女性は男性の肋骨より作られたという。骨は論理であるとすれば、受肉が先立つのではないか。もっとも、ここではキリスト教的論理展開を目指すのではない。厳密な、神の化生を指すのでもない。


参考:
受肉―「肉」の哲学 (叢書・ウニベルシタス) Michel Henry (原著), 中 敬夫 (翻訳)
受肉詩学ベルクソンクローデルジード 中村 弓子 (著)