夢連想よりメモ

最近見た夢から、思い出す小説いくつか。
アン・ライス夜明けのヴァンパイア』  アン・ルイスではない。
小野不由美屍鬼』            宮部みゆきと勘違いしてた。
フランツ・カフカ『変身』          カミュとよく間違える。


幅狭っ…。あらためてびっくり。
たぶん、『変身』がいちばん近いんじゃないか。夢ではいつの間にか死んでいて、あとは腐っていくだけだもんな。ある朝、気が付いたら変な虫になっていて、まともに食べることもできず死んでいくのと似ている。しかし、その先は?先などないのだろうけど、気になるところではある。
また、私はどこかに行きたいのに、遊郭のような場所で鎮座・軟禁させられようとしていた。何度か逃げ出すのだけど、たんびに追いかけられる。そういえば死者を傷つける最大の方法は、死者を「存在論の語法」に乗せることだとか、知人が言っていた。まるで死者を生きている者のように扱い、ろくろく眠りにつかせもしないような態度、振る舞い。死ぬに死ねない。静かに眠らせてやれよってことか。

で、なぜ吸血鬼やらゾンビみたいなのが挙がるか。どうやら自分たちは吸血鬼と呼ばれているらしい。自分は血を吸えないのにもかかわらず。しかし、ヴァンパイアが不死の存在として、神や悪魔といった存在に近付こうとしているのは、かなりSF・ファンタジーくさい。では、実際原作を読んでいない『屍鬼』は、他者として屍鬼がうろうろしているのか?それでもない。自分自身が冷え物である、という思いからこれが来ているとすれば、車谷長吉の小説のほうがなんだかしっくりくる。ていうかちゃんと読みもしないでよくもぐだぐだ言ったもんだ。まったく。