アセファル

「アセファル」とは、ジョルジュ・バタイユが結成した集団。Acephaleとは、頭脳を表すcephaleという言葉に、否定の接頭辞aが付いたものであって、「無頭」を意味するという。これが転じて、“無頭人”の呼び名を得たのだろう。これについては詳細を知らないが、最近頭をかすめることが多い。ナチズムへのアンチテーゼというのならば、これは共産主義の意をも持つのだろうか*1。私が置かれた部署では、長がいるものの統治者ではなく、ほとんどが定まった位置を持たない。まるで遊撃隊のような様相である。責任の共有とともに、各々が責任をもって業務を行うことが重要だとされている。頭を持たぬ神。さて、遠くから見ると共産主義も、アセファルも、この部署も、似通ったものに見える。いったい何が異なっているのか、何が似通っているのだろうか。

*1:意味不明です。