以下は混乱に陥った1日と、それを書き連ねた今の記録である。


――このままでいいはずがない。このままで許されるはずがない。私はいつも、許されるかそうでないかを基準にしてやってきた。今も、そうだ。何もないところで、だれも責めもしないのに今の自分のやっていることが何をもってしても保証することができず、ここで立ちすくんでいるのだ。恐ろしくてたまらないのだ。生きてもいられない。逃げ出したくてたまらない。この場から。この生から。