秋口

「それなんすか?」と聞かれた。何と答えればいいのか?

>>1 オナニー日記でおk

これでいいと思う。妄想ほどの強力さも持っていない。「思考実験」なんて呼ぶのもいいだろう。中二臭い。知性で自尊心を隠しているのがはたから見ると良く分かるというか、キモイ。キモイ繋がりで言うと、太鼓腹を叩いて機嫌が良い風な感じも嫌いだ。「きもっ」と一瞬浮かんできた。もちろん言えない。あくびしてアワワワと唇が震えているのを見て、「うわあ…」と思ってしまった。いけない、いけないんだこんなことでは!!私は清廉潔白な人間で、誰にも感情的なものをぶつけたりしない!ともかくなんだかよく分からないのだけど、秋が来たので、これから一層わけのわからないことを次々と書き散らしていきそうな予感がする。台風の雨が去った後から秋がやってきた。あれからだんだんと過ごしやすくなってきている。言葉は先週ほど飽和状態でもないのだが、今になってみるとあれはけっこういっぱいいっぱいだったんだなあ。感情は身体的負荷に比例して強度を増す。暑さが去って気が緩むそのときに、世界が広がって見えるように感じる。空気は澄み、空が高くなったと感じるのもあるけれど、暑さに耐えていると中で精神は発酵し、うめき声をあげているのだけど、その負荷がなくなると、反発力でもあったその精神の動きは外へ寄る辺なく進み出るのだ。クワッと広がった周囲の空間を感じ、誰にも受け取られないと感じて心はさまよい出す。むなしさ、寂しさのはじまりである。
ここからが面白いのだ。心地よさの中でどれだけ苦痛を産み出して味わいつくせるか。