口烏口乎

さあ、さあ、いかにもその場におわすのは、烏賊と鰯の棟梁と、さても麗し潤目鰯。ほうぼう見ても魚の目だらけ。この綿取りて、啄ばまれよう。さかしらはしりて犬の日に、決めごとなすが愚かしさ。見るも見ぬとも知らぬ瀬に、石を投げては誰かに当たり、駒の詳しき盛り土を、餅も凭れる百地桃。めんどくせ。