四目きんぴらの章

obsessivision2008-09-04

自分で料理するというのはなかなかいいもので、何を措いても出てきた料理に遠慮なくおもくそ文句が言えるというのが一番いい。自分の作った料理がうまい、なんていうのは手練れの言う台詞だ。しかし前回のはまずかった。塩辛いのが泣けてきた。セルフSMは嫌いだと言ったが、過去の作った自分に向かって「このクソ!!うまないんじゃっボケッ」と罵るのはなかなか気分が良い。
今日は4目きんぴらを作る。炒め物キャンペーンでひたすらフライパンは友達、なアレな関係を築いているが、今回もその一環。というか煮物は面倒くさいという偏見は根強い。それに食費を浮かすのが目的だったというのに、しばらく家を留守にするという理由で買い込んだ食材を消費せんければならんというのであって。悲しい。今回の食材は、ゴーヤ半分・さつまいも1/4・ゴボウ1/3・大根1/3・みょうが1ヶ。ゴーヤはイチョウ切り、サツマイモは千切り、ゴボウはささがき、大根は短冊切り、みょうがは適当に輪切り。ここあたりはどうでもいい。
まずゴマ油をひき、塩でもんでおいたゴーヤをさっと炒めて別の皿に移しておく。次に大根を心もち色がつくまで、そしてさつまいもを加えて少し透明になるまで火を通し、その上にゴボウを入れて適当にこちゃこちゃ。全体に火が通ったと思ったとき改めてゴーヤを加え、料理酒とオイスターソースを小さじ約2入れ、砂糖を大さじ半入れて混ぜる。最後の最後にみょうがを入れて少しかき混ぜ、まんべんなく行き渡ったときに火を止めて終了。
あれだ、おそらくゴーヤを別にしておくのは火が通り過ぎるのを避けるためだ。で、今回のはうまくいったので満悦である。それぞれ切ったサイズが違うのでどうかとは思ったが、それぞれの野菜の味が出ていて可である。知人に食わせると「いいんじゃない、でも味が薄い」と。これくらいで十分である。味が薄くてもうまけりゃいい。明日は朝が早いので少し残して冷蔵庫に保存。最近はこんな感じで菜食が多いが、ベジタリアンを気取っているみたいでなかなかの禁欲生活に気分がいい。まったくゲスな野郎だ。菜食主義者は穏やかになるとも言うが、まったくこんな度し難い高慢さが残ると思うと、ますます死んだほうがいいと思う。ともかく初のきんぴらはGoodjob(よくやった)である。