グンゼ!!グンゼ!!

世界はグンゼで出来ている!下穿きがなければ文明社会の一員というのも少し難しくなってくる。抜群の出来のグンゼ。あなたも穿かなければ損をする。もう一度言う。世界はグンゼで出来ている!イエス!!タビー、タビー、Woooooタビー!!*1


世界は偶然で出来ている!!と自信を持って最後の結論とする人はたくさんいる。それは読みが浅い、と言いたい。そもそも偶然は存在しない。少なくとも、ヒトの目から見ればすべての事象を理解するのは極めて困難、というか不可能以外の何物でもないのだが、それは人間という狭量な目からしかものを見ることができないからだ。世界は混沌から生まれた、と多くの神話では語られている。その混沌に分節化を図ろうとしたのは、神、人間を超えた存在だそうだが、「そもそも」神を創造/想像したのは人間ではないか。人間の狭量な視点では、あらゆることがグンゼ、もとい偶然に左右されて生き死にしているように見えるが、おそらくは、実際その偶然とやらは私たちのちょうどすぐ傍にいつもふわふわと漂っている一つの粒子として存在しているのではないだろうか。簡単に言えば自分が幸せならば周りはすべて幸せなこばかりに包まれているように思える。実際に金は手に入るし人間関係でも商談でもうまくいく。それは、自分がそのように行動しているからだ。自分の意識無意識にかかわらず志向する方向へと進んでいく。もちろんどこかで突然破綻が訪れたとしても、驚くに足るものではない。そこまでのものだったということだ。好いた人に振られた。別に気にしていない、と平気な顔をして家に帰り、かつての二人の関係を思い出すようなものを見つけた時、もしくは何気なく手にとった本の中に、今の自分の精神状態、その本質が書かれているなんてことに気づいてしまった時、それを偶然だという。だから偶然なんか無いんだと。だからと言って運命だなんて頭の悪いことも言わない。運命なんてものも無い。それは自分が今まで気付かずに過ごしていた側面にやっと眼を向けることができた、というだけのことだ。何も不思議なことなどない。もし目の前に不思議なことが現れたら、それは己が愚かだということに直面しているだけだ。文明人として、もしくは人間として、あるいは生物として。分らないのはお前が馬鹿だからだ。

*1:映画『Requiem for a Dream』、「タビーの炎のダイエット」より