今朝の内臓近況報告

一日二千文字五千回。それくらいのことを当然のようにやりたい。しかしだんだんとゆるくなっている、あるいは現実的になっている。周りの人たちは驚くほどにリアリスティックで、「どう考えるか」「どう感じたか」はともかく、「ではどうするか」という点に強い関心を持っている。身なり一つ、相手とのコミュニケーション一つ取ってもそうだ。そのような人と話をしたのだが、では私は何を知っていて、何を知らないのか。あるいは、どのような関係を持つことで最大の情報を得ることができるのか、といった日ごろの関心を向ける相手の中で最も不慣れさを感じていしまうのである。「すごいです!勉強になります!」という半分は完璧に作っているだろって態度を取りながら顔が引き攣るような年でもないが、話は実際に面白いんだけど、この娑婆臭さは一体何なのだろうか、と思ってしまうのだ。一体自分は何を欲するのか。欲するようになるのか。腹の中でウナギがムウムウと唸っているんである。娑婆臭さの最大の欠点とは、それだけで周りのことが見えなくなってしまうほどに鈍磨することと思うのだが、あるいはこのような考え方が一般では大勢なんだよ、と別に強制しているのでもないけど、ああ、どうしてもそこに反発してしまうんだなあ。いけないなあ。無用な感情のささ立ちは避けなければいけない。もっと上手いことならんものか。今日はブルーなのである。内臓引きずり出す系の本でも読んで、頭から冷水ぶっかけとくといいのだろうか。まあまあ、私を極道者だとするのならば、もちっと突き詰める必要もあろうよ。この世のことを知り、馴致するのも含めてね。なによりおれは常識がないといわれるのがものすごく嫌なんだ。
さて、今日の内臓近況報告。灰色の子ウナギが形をなす以前の状態で3、4匹程踊っている。ムウムウ、と小さく唸りながら、そのおかげで腕の力が入らない。あ、吐きそう。